【高城剛】問題を解決したければ、旅に出よう!

【Q】

高城さん、初めまして。先日福岡で行われたセミナーに参加させていただいた、大学三年生です。大分にある立命館アジア太平洋大学に通っており、学生の半数以上が海外からの留学生ということもあり、毎日が異文化体験の連続です。しかしながら、その多様性のデメリットなのか、あまりにも多角的に入ってくる情報に上手く対応できず、どうしても俯瞰的に情報を読み解くことができません。

おまけに今月から就職活動が本格的に始まり、様々な情報を如何にして読み解いたらいいのか試行錯誤の日々が続いています。焦れば焦るほど自分の思うように行動できません。

もし何かよい解決策があれば教えていただけると嬉しいです


【A】

誰もにもあてはまることですが、問題の多くは「問題が問題だとわからないこと」にあります。そして、次に問題の問題がわかりませんので、ただ焦る事が繰り返され、さらに問題の問題の問題がわからなくなってしまうものです。このような原因のほとんどは、ちょっとしたアイデンティティの喪失からはじまります。

それはいままで、多くの判断を他者に委ねたり、情報に頼りすぎると、いざ、自分だけで判断しなくてはいけなくなったときに、自己を見失ってしまうことから起きるのです。そんな時には、出来るだけ問題の場所から物理的に離れてみる事をオススメしています。問題の本質も、自分の事もよくわからないし、周囲もわからないので、まずは場所を変えてみるのです。

すなわち、旅に出ることです。

一切のディバイスを家に置いて2泊3日で構いません。近場でいいので旅に出てみましょう。

物理的に離れ、情報から離れ、そこで「なにか落ち着かない」と感じたら、問題は「常」と「情報」にあります。恐れず「非日常」にもっと飛び出して「本当の自分」を鍛えましょう。悩む事は、決して悪い事ではありません。
それは成長の過程であり、その最高の良薬は、旅なのです!

出典: Takashiro.com メルマガより